リンコン・スタンプ博士
メルボルン大学解剖生理学教室グループリーダー。モナシュ大学での博士研究では、ヒト胚性幹細胞からの肝膵前駆細胞の誘導に焦点を当てた。その後、MCRIのドン・ニューグリーン博士の研究室に加わり、腸神経系(ENS)の発達を研究した後、メルボルン大学のヘザー・ヤング教授の研究室に加わり、ヒルシュスプルング病などの腸運動障害を治療するための幹細胞治療の開発に取り組んだ。マーリーン・ハオ博士とともに主宰するスタンプ博士の研究室では、幹細胞生物学、腸神経科学、腸生理学の交差点に焦点を当て、ENSの可塑性、細胞・遺伝子治療、環境汚染が腸に及ぼす影響などを研究する、トランスレーショナルな消化器研究プログラムを推進している。スタンプ博士は、オーストラリア幹細胞学会(ASSCR)の現会長である。