グラント・ラム教授

グラント・A・ラム教授（BSc、BSc（優等）、PhD、FAASLD、FGESA）は、クイーンズランド州ブリスベンにあるQIMRベルクホーファー医学研究所の副所長兼最高科学責任者であり、肝線維症のシニアグループリーダーでもある。クイーンズランド大学卒業（1993年博士号取得）後、セントルイスのセントルイス大学でアメリカ肝臓財団フェローとしてポスドク研修。1997年以来、オーストラリア国立保健医学研究評議会（NHMRC）から継続的に研究助成を受けており、200以上の科学論文の著者である。米国肝臓病学会（FAASLD、2014年）とオーストラリア消化器病学会（FGESA、2022年）の初代フェローであり、GESAの特別研究賞（2020年）を受賞。GESAでは、肝臓学部メンバー、研究所長、科学プログラム委員会委員長、GESA評議員など、さまざまな役職を歴任（1997～2011年）。

 彼は、肝星細胞の活性化と肝線維化の病理生物学的メカニズムに関する発見と臨床研究、非侵襲的線維化評価への臨床応用、慢性肝疾患に伴う炎症を抑制し肝線維化を治療するための新規治療アプローチの開発で国際的に認められている。